清水の万歳楽土

【祭礼日】2月25日に近い日曜日
【場 所】豊受神社(輪島市門前町清水10-8)

【日 程】11:00~11:20

鎌倉時代から伝わる豊作を祈願する神事で、県の無形民俗文化財に指定されています。
昔は厄年の人が舞いましたが該当者が少なくなったので、現在は4組に分けた年交代の代表者1人が舞っています。
神社は130段の階段を登った小高い山の上にあります。

拝殿で宮司さんが祝い棒と若松各1本を立てて舞人に渡します。舞人は右手に祝い棒を、左手に若松を持って、左右に振りながら万歳楽土の唄(1番から7番まで)を唄い、氏子参加者(今年は約20人)は「マンザイロクトウ」と唱和します。舞人は舞い終わると、祝い棒と若松を宮司さんに返します。

【万歳楽土の唄】

1番 「マンザイロクトウ マンザイロクトウ マンザイロクトウ ついと起って申するようは 向かい田圃の稲なんぞ 大きにふとりて 実入りが能うて葉もちが能うて あっちもふらふら こっちもふらふら 一束に一斗八升」

2番 「続いては申するようは 三田平の大麦なんぞ 大きに太りて 実入りが能うて葉もちが能うて 白鬚掻い撫でて あっちもゆらゆら こっちもゆらゆら」

3番 「続いては申するようは 豆堂の谷内の粟穂なんぞ 稗穂なんぞ 大きに太りて 実入りが能うて葉もちが能うて あっちもゆらゆら こっちもゆらゆら」

4番 「続いては申するようは 居屋の谷内の大豆なんぞ 小豆なんぞ 大きに太りて 実入りが能うて葉もちが能うて あっちもしゃらしゃら こっちももしゃらしゃら」

5番 「続いては申するようは 豊受畑の大根なんぞ 人参なんぞ 大きに太りて 実入りが能うて葉もちが能うて ねいってまっこらほんで」

6番 「続いては申するようは 中島の牛蒡なんぞ 大きに太りて 実入りが能うて葉もちが能うて  ねいってまっこらほんで」

7番 「続いては申するようは 二十四の作りなんぞ むらおも所おも 年寄り衆も 若い衆も 子供衆も ご繁昌でご繁昌で マンザイロクトウ マンザイロクトウ マンザイロクトウ」

 

 

祝い棒と若松を戴く

 

祝い棒と若松を持って舞う

   

祝い棒と若松を返す

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