神楽獅子(越原神社)

【祭礼日】11月第一日曜日
【場 所】越原神社(加茂郡東白川村越原501)

【日 程】13:00~15:00

越原(オツパラ)の神楽獅子は、文政年間(1818~1831年)に当時天領であった加子母村から移入したと伝えられ、昔は祭りのときに余興に「獅子芝居」を演じたこともあったが、戦後、神楽獅子だけが復活したそうです。

神社の100mほど手前から神社に向けて神楽輿1基と子供神輿3基の巡行が始まります。黒紋付の着流しの上に法被を着け鳥追い笠を被った一行が、長胴太鼓と小太鼓を据え付けた神楽輿を担いで笛・太鼓を囃しながら神社に向かいます。後に続く子供神輿は法被姿の大勢の子供たちが担いでいます。

鳥居からの宮入りは、二人立ちの神楽獅子が先頭になります。獅子の舞い方二人は黒紋付の着流しに青い帯を付けています。獅子の胴幕は赤地に鶴と花をあしらった華やかなもので、これまで見たことのないものでした。後ろ脚役が竹で胴幕の両端を高く拡げています。

宮入りが終わると神事が行われますが、神楽獅子と乙女の舞・浦安の舞は神事の中で行われます。

神楽獅子舞には、道行・宮入り・剣の舞・かやの舞・幣の舞の5曲ありますが、今回は幣の舞とかやの舞が舞われました。幣の舞は胴幕を畳んで後ろ脚役が持ち、時に離し、獅子頭役は右手に鈴、左手に幣を持って舞います。かやの舞は、宮入りの時と同じ様に後ろ脚役が竹で胴幕の両端を高く拡げて舞います。

囃子方は笛5人と太鼓1人です。太鼓役は神楽輿の長胴太鼓と小太鼓を打ちます。

最後に餅投げがあります。餅は藁で作った直方体の袋に入っています、この藁袋10袋を櫓の上まで運び、袋から取り出して餅を投げます。昔は縁起物として餅投げの最後に藁袋を投げましたが、今はこれを作る人が少なくなったので投げずに大事に使い回しているそうです。

 

 神楽輿                                    子供神輿

 

獅子の宮入り

 

 神 事                                     囃子方

 

幣の舞

 

乙女の舞                                   浦安の舞

 

かやの舞

 

餅を入れた藁袋                               餅投げ   

祭りの栞(トップ)

 

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