大谷の大神楽

【祭礼日】10月第一土・日曜日
【場 所】白山神社(郡上市明宝大谷625)

【日 程】土曜日13:00~16:00、日曜日13:30~15:00(土・日曜日とも、集会所~白山神社~忠魂碑~道の駅~集会所)

【行 列】「大谷の太神楽」の打出しは集会所(やすらぎの家)で行われます。集会所で一踊りした後、露払い・行燈・吹き流し・幟・薙刀・出花・天狗・ササラ・獅子・傘鉾・「東西呼ばり」・笛・神楽台・太鼓打ち・鼓などの順で行列を組んで、笛・太鼓・鼓で囃しながら白山神社に向かいます。

【衣 装】露払い2人は裃姿に一文字笠を被る2人で、薙刀持ち3人は、女物の襦袢・紺の股引姿に折編み笠を被り草鞋を履いています。

太鼓打ちの女児2人は、茜色の上衣・裁着袴(タッツケバカマ)姿に同色の帯・手甲脚絆を着け、白化粧した顔の頬・目元などに紅を差し花柄の富士笠を被り両手に撥を持っています。白足袋と草鞋を履き、草鞋の前坪には五色の飾りを付けおしゃれな足元になっています。

ササラ摺りの女児1人は、太鼓打ちと同じ衣装でササラを両手に持っています。獅子は、獅子頭持ちを含め胴幕に5人入っています。

太鼓打ちには神楽台の大太鼓を打つ女児2人のほかに、神楽台の締め太鼓を打つ1人がいます。裃姿に一文字笠を被る大人です。

天狗は、広袖の着物・紫の袴に青の帯を締め黄の襷を片掛けし、鼻高面を着け飾り棒を持つ男児です。白化粧した顔に奴風の髭を描き、足元は太鼓打ちと同じ白足袋とおしゃれな草鞋です。

囃子方の笛5人は裃姿の大人、鼓3人も裃姿の少年です。東西呼ばりは、萌葱(モエギ)色の直衣(ノウシ)姿に剣先烏帽子(ケンサキエボシ)を被り大幣(オオヌサ)を持っています。

【太神楽】宮入りした一行は境内をゆっくりと周回し所定の位置に着くと、東西呼ばりが大幣(オオヌサ)を掲げながら太神楽を行う旨を口上します。この時、太鼓打ちの女児は神楽台の前で、ササラ摺りと天狗は獅子の前で片膝をついています。

東西呼ばりの口上が終わると、笛・鼓の囃子に合わせて太鼓打ちは神楽台の大太鼓と締め太鼓を打ち、ササラは獅子と共に踊ります。天狗は主にササラ摺りと共に踊りますが、時々女児の太鼓打ちの方にも行き太鼓を打つ所作をしたりします。

休憩を挟んで1時間ほど神社で太神楽を奉納した後、行列を組み直して忠魂碑前・道の駅明宝で太神楽を奉納し集会所に戻ります。今回は帰りのバスの都合で忠魂碑前での奉納までを見学しました。

    

太鼓打ちとササラ摺り                        太神楽(集会所)

 

太神楽(集会所)

 

集会所から白山神社へ向かう

 

白山神社宮入り

 

太神楽(白山神社)

祭りの栞(トップ)

 

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