市島の大神楽(高雄神社)

【祭礼日】10月第一土・日曜日
【場 所】高雄神社(郡上市八幡町市島1095)

【日 程】12:00~15:00(土曜日・日曜日とも)

長良川鉄道郡上八幡駅からバスに乗り、最寄りのバス停から吉田川を渡り高雄(タカオ)神社に向かいましたが、神社とは反対方向に人だかりが見えたのでそちらに向かうと、口明方(クチミョウガタ)小学校の少し南に太神楽の「神楽宿」がありました。

「市島(イチシマ)の太神楽」はこの神楽宿から始まります。紺の狩衣(カリギヌ)姿に金縁された黒の引立烏帽子(ヒキタテエボシ)を被った「東西呼ばり」が、中央で大幣(オオヌサ)を振りながら「東西東西・・・」と太神楽の趣旨を口上した後、太神楽が始まります。

太神楽の隊形は、太鼓台・太鼓打ち・東西呼ばり・ササラ摺り・獅子が縦一列になり、これを挟んで笛吹きと鼓打ちがそれぞれ横一列になり内側を向きます。幣束を2本立てた太鼓台には、化粧された桶胴太鼓と「付け太鼓」と呼ばれる締め太鼓が据え付けてあります。

囃子方は裃姿に鶏兜を被った笛吹きの青年6人と、同じ衣装の鼓打ちの男児3人に加えて、裃姿に一文字笠を被り付け太鼓を打つ男児1人がいます。

踊り子は3人で、唐子衣装に白足袋・草鞋を履き花笠を被った男児1人がササラを摺りながら獅子とともに舞い、同じ衣装で両手に撥(バチ)を持った男児2人が、太鼓台の桶胴太鼓を1人ずつ交代して打ったり2人そろって打ったりします。

獅子は4人立ちで、半円形の竹ひご2本で獅子の胴幕を広げて舞います。鍬を持ったヒョットコと右手に扇絵を左手に鈴を持ったオカメが舞に加わります。

神楽宿で一舞いした後、氏子総代・「出し花」・「田楽」・幟・東西呼ばり・ササラ摺り・太鼓打ち・獅子・笛・鼓・太鼓台・傘鉾などの順で行列を組んで神社に向かいますが、途中、Sさん宅で一舞いします。

その後、行列を組み直して進み高雄神社に宮入りし、行列は境内を周回しますが獅子は境内を走り回ります。

太神楽は神社で数回に亘り1時間余り奉納されます。その後、神楽宿に戻り一舞いしてこの日の太神楽が終わります。明日は神輿も出るそうです。

今日土曜日は、午後6時から9時まで口明方小学校の体育館で地歌舞伎が催されます。

 

太神楽(神楽宿)

 

  行列(出し花・田楽・幟)               行列(ササラ摺り・太鼓打ち)

 

行列(太鼓台・傘鉾)                       神楽(Sさん宅)

 

  宮入りする笛・鼓(神社)                 境内を走り回る獅子(神社)

 

太神楽(神社)

 

   太神楽(神社)                         太神楽(神楽宿)

祭りの栞(トップ)

 

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