五町の大神楽(神明神社)

【祭礼日】10月下旬の土・日曜日(4年毎=2019年)
【場 所】神明神社(郡上市八幡町五町284)

【日 程】 土曜日[試楽]12:00~12:30(年行事宅)、12:40~13:20(Oさん宅)、13:50~16:00(神事・大神楽=神社)、16:40~17:00(年行宅)

日曜日[本楽]10:00~10:10(大神楽=年行事宅)、10:40~11:10(大矢淵公園)、11:30~12:00・13:00~13:20(Yさん宅)、13:50~14:20(Kさん宅横)、14:30~15:30(八幡第二公民館)、15:40~16:20(楊柳寺)、16:40~18:10(神社)、18:40~19:00(年行事宅)

五町(ゴチョウ)の大神楽は4年毎に行われていましたが、令和改元のためでしょうか今回は1年早く3年振りに行われ、日曜日の本楽を見学しました。

打ち出しの開始時間ぎりぎりに間に合いました。「年行宅の前には年行提灯1対と出花・行燈が立てられています。

鼻高・ササラ摺り・神楽打ち2人・ひょっとこ・おかめの6人が一列になって舞い場に入り輪になって三周した後、東西呼ばりが大神楽を舞う趣旨を口上し、大神楽を1曲だけ舞います。

【行 列】年行での打ち出しが終わると、 出花・警護2人・行燈・神社旗・鼻高・神楽打ち2人・付け太鼓打ち・ひょっとこ・神楽台・笛吹き6人・鼓打ち7人・おかめ・東西呼ばり・ササラ摺り・獅子などの順で行列を組んで大矢淵公園に向かいます。

【衣 装】高は2人いて、1人は金襴の上衣と裁着袴(タツケバカマ)姿で、他の1人は蝶の模様入り白の上衣に紫の裁着袴を着けています。

神楽打ちとササラ摺りは金襴の上衣と裁着袴を着け一文字笠を被った女児と男児です。付け太鼓打ちは金蘭の裃姿に平笠を被った女児です。鼓打ちは裃姿に鶏兜を被った幼児です。

笛吹きは裃姿に一文字笠の5人に普段着の男女4人が加わっています。東西呼ばりは狩衣(カリギヌ)姿に烏帽子を被り大幣(オオヌサ)を持っています。

おかめは金箔の扇と鈴を持ち、ひょっとこは扇と柄付きの太鼓を持ち特大の瓢箪を腰からぶら下げています。

獅子の拡げた胴幕四隅に4本の竹を立て、胴幕の中には1人だけが入りササラ摺りの動きに合わせ獅子頭を振ります。

【大神楽】大神楽の演者が舞い場に入る時と舞い終えて舞い場を出る時には、黒のスーツ姿の1人が大太鼓を打ち、濃紺の神社半纏・栽着袴に脚絆を着けた1人が付け太鼓を打ちます。道行でもこの2人が大太鼓と付け太鼓を打ちます。

神楽打ちは笛の囃しに合わせて大太鼓を2人が揃って打ったり1人ずつ交代で打ったりします。また鼻高・ササラ摺り・ひょっとこ・おかめと混じって舞ったりします。付け太鼓打ちの女児は曲の最初から最後まで締め太鼓を打ち続けます。

大矢淵公園で3曲舞った後、Yさん宅で昼食休憩を挟んで5曲舞います。次に、Kさん宅と八幡第二公民館で3曲ずつ舞いますが、公民館で休憩の間に神楽打ち・鼓打ちなどの子役は年長の子役に交代します。

次に、楊柳寺(ヨウリュウジ)で4曲舞った後、行列を組み直して神明神社に宮入りし休憩を挟んで6曲舞いますが、休憩の間に笛吹き5人と獅子方2人による「豊年踊り」を舞います。

神社での大神楽が終わると、暗闇の中、行列を組んで弓張提灯の灯りを頼りに神社の急階段を降りてから年行に向かい打ち上げの2曲を舞います。

 

                  東西呼ばり(年行事宅)         神楽打ちと付け太鼓打ち(年行事宅)    
 

 

      鼓打ち(道行)                            大神楽(大矢淵公園)

 

鼻高と神楽打ち(道行)                      大神楽(Yさん宅)

 

     笛吹き(道行)                大神楽(Kさん宅横) 

 

     大神楽(楊柳寺)                          獅子舞の練習(楊柳寺)

 

  豊年踊り(神明神社)                          大神楽(神明神社)

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