西気良の大神楽

【祭礼日】9月第三日曜日(奇数年、偶数年は土曜日。東気良と隔年交互)
【場 所】西気良白山神社(郡上市明宝気良814)

【日 程】10:00(水上不動尊)、11:00(磨墨生誕公園)、13:00(西気良公民館)、13:40~14:00(中切不動尊)、14:30~15:30(白山神社)、15:45(餅撒き)

昔は、9月8~9日寒水(カノミズ)の掛踊り、18~19日西気良(ケラ)の大神楽、28~29日東気良の伊勢神楽が10日ごとに、「試楽」・「本楽」の2日間にわたり行われていましたが、昭和20年代に東・西気良が日を並べて一緒に行うようになり、現在では東西両地区の祭礼が、土曜日の「試楽」と日曜日の「本楽」として毎年交互に1日ずつ行なわれています。今回は「試楽」としての西気良の大神楽を見学しました。

最初に水上不動尊で大神楽が奉納されますが、次の磨墨(スルスミ)生誕公園へは車に分乗して向かうということでしたので、水上不動尊での見学は諦め、磨墨生誕公園での大神楽奉納を見学することにしました。立烏帽子を被り長柄の幣束を持った東西呼ばり役が口上を述べてから大神楽が始まります。

裃姿に一文字笠を被った笛方5人と裃姿に鶏兜を被った鼓方4人の囃子に合わせ、ササラ摺りの稚児1人が獅子をあやし、太鼓打ちの稚児2人が太鼓台の太鼓を打ちながら舞います。ササラ摺りと太鼓打ちの稚児は、舞の中で交わることはなく終始別々に舞っています。

磨墨生誕公園での大神楽が終わると、皆さんは車に分乗して西気良公民館に向かい昼食休憩します。午後からの公民館での大神楽までたっぷりと時間があるので、私は気良の風景を楽しみながらのんびりと坂を歩いて下ります。

午後からは公民館前で舞った後、赤鬼・神社幟・でらぼう・出花・傘鉾・オカメ・太鼓打ち・鼓方・太鼓台・笛方・ササラ摺り・獅子・東西呼ばり役の順で行列を組んで中切不動尊に向かいます。でらぼうは、鋏箱を持った2人と毛槍を持った二人と控えの1人で、顔に墨で鬚を描いた奴です。

中切不動尊は見晴らしの良い高地にありここで大神楽を舞います。舞が終わると行列を組んで西気良白山神社に向かいます。

神社に宮入りすると拝殿を周回した後、境内で大神楽を繰り返し舞います。最後に拝殿から餅投げが行われます。

 

磨墨生誕公園

 

笛 方                                     鼓方

 

西気良公民館                                 巡 行  

 

水上不動尊

 

傘 鉾                            でらぼう    

 

 白山神社                                    餅投げ

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