門脇の雨乞い踊り

【祭礼日】9月第三日曜日
【場 所】八幡神社(本巣市根尾252)

【日 程】13:00~13:30

『地元の言い伝えによると、鎌倉時代源氏の武士たちが出陣に際して氏神八幡神社の社頭に集まり、戦勝と武運長久を祈願する神事として、太鼓踊りを奉納したのが始まりと伝えられる。それが、いつの頃からかこの地の農民に引き継がれ、干ばつ時に雨乞い踊りの神事へと変化して、現在に至ったとされる。』(本巣市教育委員会の現地看板より)

昔の雨乞い踊りは、干ばつになると村人が境内に集まり、祈祷をし雨が降るまで昼夜こもって太鼓を打ち鳴らし雨乞い踊りをし、長い時には1週間にも及んだといいます。

戦時中一時、中断しましたが1963年に復活したそうです。雨乞いの踊りは掛踊り・引踊り・礼踊りの3曲あるようですが、当日奉納されたのは掛踊り・引踊りの2曲だけでした。

2mほどの竹に付けられた御幣を背負い、大振りの締め太鼓を前に付けた太鼓打ち5人と、右肩から左脇へ長めの白襷をかけた鉦打ち4人と拍子木を持つ1人、唄方1人・扇子を持つ3人が行列を組んで、神社に向かい参拝・御神酒拝戴します。皆さん揃って紺の袢纏と股引姿に豆絞りの鉢巻を締め草鞋履きです。太鼓打ちと鉦打ちは、房の付いた桴(バチ)を持っています。

神社から少し上がった所に舞場があります。最初に掛踊りが奉納されます。太鼓打ち5人の間に鉦打ちと拍子木打ちが入り、輪となります。その外側に扇子を持つ氏子の皆さんが輪を作ります。

唄方の唄に合わせて、太鼓打ち・鉦打ち・拍子木打ちが揃って内側を向いて、それぞれ鳴り物を打ち踊りながら少しずつ横に移動します。扇子を持つ氏子の皆さんは左右に一歩出ては戻りその場から動かず、扇子を一斉に上げたりします。

10分ほどの休憩の間に、太鼓打ちは緩んだ御幣や太鼓の紐を締め直したりします。次の引踊りでは、氏子の皆さんは踊りには加わらずこれを見守ります。掛踊り・引踊りとも8分ほどで終わります。体力がいるので長くは続けられないのです。

 

   神社へ向かう                             八幡神社に参拝

 

掛踊り

   

  引踊り                                   記念撮影

祭りの栞(トップ)

 

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