馬駆け祭り(長屋神社)

【祭礼日】8月2日
【場 所】長屋神社(本巣市長屋1117-1)

【日 程】14:00(一本茶漬け=社務所)、15:30~16:30(神馬・山車・神輿祈祷=拝殿前)、16:30(神馬御渡り・山車・神輿渡御)、17:00~17:40(山車引き上がりと稚児舞・獅子舞奉納=参道)、17:45~18:00(馬駆け=参道)

長屋神社の祭礼行事は、7月31日拝殿で稚児舞・獅子舞奉納、8月1日宵宮に馬関係者(別当・乗子・馬主)宮詣り、山車引き上がりと稚児舞・獅子舞奉納の後、8月2日本祭に一本茶漬・神輿渡御・山車の稚児舞と獅子舞・馬駆けが行われます。400年以上続く岐阜県指定の無形民俗文化財です。

【一本茶漬】今回も7年前同様2日のみ見学しましたが、お茶を使わず御飯に水をかけ箸一本で食べる一本茶漬は今回も見そびれてしまいました。塩水に漬けた胡瓜をおかずにしているそうです。

【渡御行列】拝殿前で祈祷の後、神馬は長屋巡りに出かけ、次に宮司・高張提灯・稚児・神輿の順で、途中大きな太鼓橋を乗り越えて参道を社標まで渡御します。赤い衣装に独特の冠を着け、大人に肩車された稚児2人にはそれぞれ赤い傘鉾が差し掛けられています。神輿は長屋神社の祭神3柱に因んで3基あります。

【稚児舞・獅子舞】長屋巡りに出かけた神馬が神社に戻ってくると、参道の中ほどに止まっていた山車に稚児2人と獅子役2人が乗り込みます。山車の2階が舞台になっていてここで稚児舞と獅子舞が演ぜられます。囃しは締め太鼓と大太鼓各1人です。

稚児舞の後、小獅子が舞い、次に大獅子が舞い、大獅子役が大太鼓に馬乗りになると、山車が拝殿に向けて少しだけ動き再び稚児舞と獅子舞を演じます。これを3回行います。山車の舞台は高さ2mほどで囃子方などに囲まれているので、稚児舞・獅子舞の動きは見づらいです。

【馬駆け】乗子は高校生らしき若者1人で、下から白・紫・赤の3枚の衣装を重ね着しています。拝殿前で一周した後、一直線の参道を200mほど疾走し、拝殿前に駆け戻ってきます。これを3回行います。

1回目は赤の衣装で開いた扇子をかざしながら、家内安全を祈願して駆けます。2回目は紫の衣装で五色の吹き流しをなびかせて、商売繁盛を祈願して駆けます。3回目は白の衣装でピンク色の花傘を拡げ五色の紙の花吹雪を撒き散らし、五穀豊穣を祈願して駆けます。

3回目は馬は戻って来ないので馬が駆け去ると、たちまち見物人は参道に撒き散らされた五色の花吹雪の中から金色の紙を競って探し拾います。一番御利益があるようです。

 

神馬祈祷

 

稚 児

 

神輿渡御                            山 車 

 

稚児舞                                    獅子舞

 

     馬駆け(扇)                             馬駆け(吹き流し)

 

馬駆け(花傘)                             金色の紙を探す



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