大神楽・奴踊り(南宮神社)

【祭礼日】8月20日以降の土・日曜日(20日が日曜日の場合は20日)
【場 所】南宮神社(郡上市八幡町初音2506)

【日 程】土曜日[試楽] 9:00(集合・準備)、12:00(昼食)、13:00(着替え)  14:00(宿で奴踊り)、15:00(大神楽・奴踊り=南宮神社)
日曜日[本楽]10:20(宿に集合)、11:00(宿出発)、11:20~13:00(宮入・大神楽・奴踊り=南宮神社・大日堂前)、14:00~15:45(大神楽・奴踊り=大日堂前・南宮神社)、16:00(大神楽=宿)

南宮神社は、宝暦4年(1754年)8月2日、郡中120余か村の庄屋・組頭・百姓代等が集まり、庄屋が百姓総代として神前で一味同心の誓いをなし傘連判状を初めて認めた場所で、宝暦の郡上一揆は5年の長きに及び、郡上藩主金森氏が改易され、幕閣の老中・若年寄が失脚するという異例の事態を招いたことで有名です。  

南宮神社祭礼で行われる中桐大神楽の宿は廻り当番で、是本奴踊りの宿は固定となっています。今年は両方ともR319沿い中桐バス停の近くで、乗っていたバスの中から宿を見つけることが出来ました。今回は日曜日の本楽を見学しました。

まず是本奴踊りの行列が、出花・警護役2人・鳥毛奴2人・歌い方3人・奴8人・傘鉾の順で宿を出発します。警護と歌い方は裃姿に一文字笠を被っています。

続いて中桐大神楽の行列が、幟幡・御幣・ササラ摺り稚児1人・獅子・太鼓打ち稚児2人・神楽屋台・太鼓打ち2人・傘鉾・笛4人・鼓8人・床几持ちの子供数人の順で宿を出発します。鼓方は裃姿に鶏兜を被り、笛方と太鼓打ちは裃姿に一文字笠を被っています。

南宮神社前で大神楽と奴踊りの行列が合流し宮入りします。

神事の後、境内で大神楽と奴踊りを舞い、次に神社下の大日堂前に移り大神楽と奴踊りを舞った後、昼食休憩します。休憩後、再び大日堂前で大神楽と奴踊りを舞い、次に境内に戻り、大神楽と奴踊りを舞った後、最後に拝殿で大神楽を舞います。

奴踊りは、赤い鉢巻を締め、段だら模様の白い袢纏姿に白足袋・緒に飾りの付いた草鞋を履いた8人が一列に並んで、右手に飾りの付いた棒を持って、歌い方3人と笛4人・鼓4人の囃子に合わせて踊ります。次に棒を持たず手踊りで踊る時は、囃しは鼓のみで歌い方も参加しません。

大神楽は、烏帽子を被り長柄の幣束を持つ呼ばり役の口上で始まります。神楽屋台には大太鼓と締め太鼓が一つずつ据えられており、大人の太鼓打ちが神楽屋台の締め太鼓を打つ傍ら、笛4人と鼓4人の囃子に合わせて、ササラ摺りの稚児1人が獅子をあやし、他の稚児二人が神楽屋台の大太鼓を打ちながら舞います。獅子の胴幕には4人が入っています。

予定された舞がすべて終わると、奴踊りの行列・大神楽の行列の順で神社を出て、それぞれの宿に向かいます。大神楽の一行は宿で最後の大神楽を舞います。

 

 奴踊りの行列                         大神楽の行列

 

 奴踊りの宮入り                             大神楽の宮入り

 

   大神楽の宮入り                             大神楽(南宮神社)

 

奴踊り(南宮神社)

 

大神楽(大日堂前)                            大神楽の鼓方

    

奴踊り(南宮神社)                           大神楽(宿) 

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