御所之前の送り神

【祭礼日】7月1日に近い日曜日
【場 所】阿弥陀堂(恵那市大井町御所之前 JR恵那駅南東1Km)

【日 程】午前中(麦わら人形2体製作)、12:00(子供に墨書き)、12:30(送り神行事の紙芝居)、12:50~14:00(厄落し巡行)

「御所之前の送り神」は、稲の虫除けの行事が発展したものと言われ、男女2体の麦わら人形を持ち、町内を巡行し各家の災厄を人形に移します。移す方法として南天の葉で塩水をふりまきます。350年以上の歴史があるそうです。

午前中に麦わらで人形男女2体を作ります。午後から阿弥陀堂前で、黒と朱の墨汁で子供たちの顔・背・腹・腕に文字や模様を書きます。文字は「般若心経」・「一期一会」・「五穀豊穣」などの四字熟語です。今年の参加者は、小学5年生から幼児までの子供が23人でした。

出発前に送り神の由来・行事内容等を説明した紙芝居を見ます。これが終わると、麦わら人形2体を先頭に竹笹を持って道中歌を歌いながら町内を巡行します。

各家の前で待ちかまえていた大人が、予めバケツに汲んだ水道水や側溝の水を盛大に掛けます。昔ながらに南天の葉を入れた容器で塩水を掛ける人もいました。

最後に阿木川の恵那大橋下から人形を流します。(人形は7mほど下流で回収していました)この後、阿弥陀堂に戻り子供たちはお菓子をもらいます。

【道中歌】おくり神 おおくりおくり おくり神おくって 念仏申さん 子どもは 八まん地獄へ ごおそごそ。

 

阿弥陀堂                  麦わら人形

 

墨書きしてもらう

 

         紙芝居                        南天の葉と塩水

 

盛大に水を掛ける

 

びしょ濡れの行列                           人形を川に流す

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