上野祭(松森神社)

【祭礼日】4月28日
【場 所】松森神社(高山市上野町671)

【日 程】13:00(神事・浦安の舞=神社)、14:00~14:30(獅子舞・鶏闘楽=神社)、15:00~16:00(浦安の舞・獅子舞・鶏闘楽=御旅所)、17:00~17:20(獅子舞・鶏闘楽=神社)

松森神社の「上野(ウワノ)祭」では、祓所(ハラエド)で神事参列者のお祓いをした後、社殿で神事が行われこの中で舞姫4人が「浦安の舞」を奉納します。次に、社殿前で獅子舞と「鶏闘楽(ケイトウラク)」が奉納されます。

獅子舞は、高山市とその周辺で舞われる「徳兵衛(トクベイ)獅子」です。徳兵衛獅子は、江戸時代末に江名子(エナコ)村(現在の高山市江名子町)の松原屋兵助が編み出した「兵助獅子」が始まりで、これを兀下(ハゲシタ)徳之助(通称徳兵衛)が習得し発展させたもので、囃子に合わせて勇壮に舞う二人立ちの獅子舞です。

獅子舞の囃子方は、平太鼓・小太鼓・笛数人です。平太鼓は直径70~80cmもあり大型の二輪車に乗せています。

楽(トウケイラク)または鶏闘楽(松森神社では鶏闘楽と称する)は、江戸時代から飛騨地方に伝わる芸能で、鉦打ちが輪になって胸に下げた鉦を撞木(シュモク)で「カンカコカン」と打ち鳴らします。

上野祭の鉦打ちは、白地の上部に鳳凰(ホウオウ)を下部に龍を染めた着流し姿に黒の角帯を締めた子供から大人までの16人が、首から白の紐で吊り下げた大・中・小の鉦を打ち鳴らします。大の鉦は直径が40~50cmもありリーダーが持ちます。

社殿前で獅子舞と鶏闘楽を奉納した後、行列を組んで御旅所に向かいますが、渡御に先立って鳥居前でも鶏闘楽を奉納します。

渡御行列は、榊・社名旗を先頭にして氏子総代班長・獅子旗・獅子2頭・獅子笛4人・獅子大太鼓・鶏闘楽旗・鉦打ち16人・五色旗・神楽笛4人・中太鼓・小太鼓・五色旗・警護・唐櫃・町内会役員・舞姫4人・龍頭旗・神官2人・神輿・宮司・日月旗・氏子総代班長・宮番など総勢80人余です。

御旅所の手前で鶏闘楽が奉納された後、御旅所で神事が行われこの中で浦安の舞が奉納されます。この後、敷かれた茣蓙の上に座り休憩し御神酒と赤飯が振る舞われます。

30分ほど休憩した後、御旅所で獅子舞と鶏闘楽が奉納され、神社に還御し再び獅子舞と鶏闘楽が奉納され上野祭が終わります。

 

   神事(祓所)                           浦安の舞(神社)

 

  囃子方(神社)                           獅子舞(神社)

 

鶏闘楽(神社)                           御旅所へ渡御

 

 御旅所へ渡御                            神事(御旅所)

 

 浦安の舞(御旅所)                        休憩(御旅所) 

 

 獅子舞(御旅所)                        鶏闘楽(御旅所)

 

 

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