例祭(諏訪神社)

【祭礼日】4月第四日曜日
【場 所】諏訪神社(下呂市萩原町萩原671)

【日 程】12:00(神事=神社)、12:30(獅子舞=神社)、13:30(渡御出発)、15:00(神事・浦安の舞=御旅所)、15:30(還御出発)

萩原諏訪神社の創建は嘉歴2年(1328年)、真勝寺の鎮守社として諏訪大社上社(上社本宮・上社前宮)の分霊を勧請したのが始まりと伝えられています。

永正11年(1514年)には諏訪大社下社(下社秋宮・下社春宮)の分霊を勧請合祀したとされています。このためでしょうか、萩原諏訪神社には神輿が2基あり、いずれも立派な作りの神輿です。

諏訪神社の例祭は、神職が祓所(ハラエド)から奉じた榊で拝殿前に居並ぶ大勢の奉仕者をお祓いした後、2基の神輿が安置された拝殿で行われます。

神事の後、境内の一角に敷かれた筵の上で獅子舞が奉納されます。二人立ちの獅子10頭が横一列に並んで舞います。真ん中の1頭を除き他の9頭は、分厚い板で作られた「板獅子」で獅子頭は平たくなっています。あまり見かけない顔立ちです。10頭の他にも板獅子2頭と普通の獅子1頭がいたようです。

境内での獅子舞が終わると、御旅列が萩原町内を巡幸し御旅所(下呂市役所萩原庁舎広場)に向かいます。

行列は、子供板獅子3頭と社名旗・神職を先頭にして、獅子10頭・囃子方(笛8人・締め太鼓負いと太鼓打ち各4人)・毛槍2本・槍2本・神社旗21本・四神旗4本・紫翳(ムラサキサシハ)4本・太刀3振り・弓2張・神輿2基・神輿担ぎ手約20人・楽人7人・巫女6人・区長/副区長/氏子総代各3人など総勢130人以上にもなります。

囃子方(笛)と締め太鼓打ちは裃姿に一文字笠を被り、締め太鼓を背負うのは紺の法被姿の男児です。太刀持ちは裃姿で金襴の袋に入った太刀を持つ男児です。

毛槍・槍・四神旗・神社旗・紫翳を持つ人は黒の礼服に白の袖なし半纏を着けています。神輿の担ぎ手は白の狩衣(カリギヌ)姿に立烏帽子を被っています。楽人は薄茶の狩衣・紫の袴姿に立烏帽子を被り龍笛を奏します。

行列の前・中・後ろに分かれて付き添う区長・副区長・氏子総代各3人は裃姿に一文字笠を被り、それぞれ手に榊の小枝を持っています。

獅子舞は途中から二手に分かれて巡行していたようで、一番街で見学した獅子舞には6頭の獅子が筵の上で舞を披露していました。

御旅所では神輿2基の前で神事が行われた後、6人の巫女姿の舞姫が浦安の舞を舞います。御旅所での行事が終わると、行列を組み直して諏訪神社に還御します。

 

 奉仕者をお祓いする(神社)                       獅子舞(神社)     

 

 獅子に頭を噛んでもらう                    巡幸(三区長・毛槍・旗)

 

   巡幸(笛方)                          巡幸(太鼓打ち)

 

   巡幸(神輿)                          獅子舞(一番街)

 

  神事(御旅所)                           楽人(御旅所)

 

浦安の舞(御旅所)

祭りの栞(トップ)

 

inserted by FC2 system