切井の杵振り踊り(佐長田神社)

【祭礼日】4月第二日曜日
【場 所】佐長田神社(加茂郡白川町切井1175-1)

【日 程】12:30~15:30

「切井(キリイ)の杵振り踊り」は、佐長田(サナガタ)神社の春祭りの中で行われます。

祭り当日昼過ぎ、切井郵便局の少し北にある広場から、おかめ・神馬・天狗・鬼面・杵振り踊り・太鼓台・山車・花笠踊りの順で行列を組んで切井地区内を巡行します。この行列が祭りのメイン行事の一つになっています。

おかめは、金襴の振袖姿におかめ面と紫の頭巾を被り榊の枝を持つ男児で、母親に手をひかれて進みます。

神馬は3頭で、胴体を五色の布で飾り背に御幣・旭日旗・日章旗の3本を束ねて乗せています。

天狗は、黄の狩衣(カリギヌ)・赤の袴姿に天狗面と紫の頭巾を被り、一本歯の高下駄を履き高さ3m余もある根付きの榊の大枝を杖代わりにして付人とともに進みます。付人は「東日本大震災義援金箱」を首からぶら下げています。

赤・青・白などの鬼面5人は、赤の半纏・青の裁着袴(タッツケバカマ)姿に、広幅の黄の帯・白の襷・青の手甲を着け、鬼面と紫の頭巾を被りササラ・薙刀・柄杓などを持っています。道中、柄杓などで所望者の頭を撫でます。

杵振り踊りの40人は、鬼面と同じ衣装でドングリ形の大きな笠を被り、笛・太鼓の囃子に合わせて、両端を紅白の布で巻いた長さ60cmほどの杵を振りながら足を高く上げて踊ります。

花笠踊りの12人は、薄水色の着物姿に臙脂(エンジ)色の帯を締め花笠を被り桜の枝を手に持って踊ります。その脇では紺の祭り半纏姿に赤・黄・青の花を背負い桜の枝を持つ幼児数人もお母さんと一緒に踊ります。

山車は、高山屋台を摸した三層構造で、縦長の見送り幕には逆巻く海から天に昇る竜が描かれています。

行列は切井体育館前のグラウンドに着くと、神職・巫女・町長・来賓者など関係者が見守る中グラウンドを周回します。

その後、紺の祭り半纏を着けた女児8人がグラウンドに敷かれた茣蓙の上に座って、その後ろで大人10人ほどが吹く笛に合わせて太鼓囃子を披露します。

女児の囃子が終わると、神職・巫女・氏子関係者・町長ほか来賓者がグラウンドから急階段を上がって神社に向かいます。

グラウンド周回後、地区巡行に出ていた鬼面・杵振り踊りの一行・神輿も少し遅れて急階段を上がっていきます。残念ながら、帰りのバス時間の都合で神社での式典は見学できませんでした。

 

おかめ                                 神 馬

 

天 狗                           鬼 面     

 

  太鼓台                               杵振り踊り

 

山 車                           花笠踊り    

 

柄杓で頭を撫でてもらう                      女児の囃子披露  

 

神社に向かう神職と巫女

 

杵振り踊り                               神 輿

祭りの栞(トップ)

 

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