大矢の大神楽(熱田神社)

【祭礼日】4月4日
【場 所】熱田神社(郡上市美並町大原158)

【日 程】11:00(会食=港組公民館)、12:30~13:00(打ち出し=港組公民館)、13:00(巡行出発)、13:30~14:40(神事・巫女舞=神社)、15:00~15:20(大神楽=神社)、15:30~16:00(巡幸=神社~新道組集会所)

大神楽に参加する着物姿の皆さんは、各家から裃を入れた四角い箱を持って港組公民館に向かい、11時から始まる会食に臨みます。会食が済むと公民館前で大神楽の打ち出しが行われ、その後、行列を組んで熱田神社に向かいます。

【大神楽の行列】大幣(オオヌサ)(東西呼ばり)1人・巫女2人・神社幟2本・大太鼓打ち2人・笹羅(ササラ)摺り1人・シナイ2本・鼓2人・小太鼓打ち2人・獅子頭持ち1人・笛9人・神楽堂の順で進みます。行列の要所々々には、警護役6組12人が分かれて入ります。

大幣・鼓・小太鼓打ち・笛・警護役の皆さんは裃姿に一文字笠を被っています。小太鼓2張は自転車の荷台の上の木枠に括り付けられています。屋根に金の鯱鉾を飾った社と大太鼓を載せた神楽堂は台車に乗せられ、これを法被姿の10数人の子供たちが曳きます。付き添いのお母さんたちも入れると、行列の総勢は60人にもなります。

神社参道入り口には、神職2人と黒の烏帽子を被った白丁(ハクチョウ)姿の10数人と裃姿の10数人が並んで待ち受けていて、この神社関係者の行列に続いて、大神楽関係の行列が参道を通り社殿に向かいます。

拝殿で神事が、神楽殿で巫女舞が行われた後、獅子起こしが行われます。神楽殿から現れたヒョットコが観客などに悪さをした後、境内中央に敷かれた筵の上に寝ている獅子の頭を叩いて獅子を起こします。起こされた獅子が怒って追いかけるとヒョットコは神楽殿に逃げ込みます。

大弊の口上の後、大神楽が始まります。大太鼓打ちの子供2人は、樺色地に豹柄の裁着袴(タッツケバカマ)にプロペラといわれる五色の被りものを頭に着け、赤房の付いたバチで神楽堂の大太鼓を打ちます。太鼓に向かって二人が縦に並んで、一人が太鼓を打ち後ろの一人は揃って打つ所作をします。

大太鼓打ちと同じ衣装の笹羅摺り(獅子あやし)の子供は、笹羅を摺り合わせながら獅子と相対します。獅子の胴幕の中には獅子頭持ちの他に、胴幕を広げるための竹を持った7人を含め9人が入ります。皆さん祭りの法被を着ています。

大神楽が終わると、神社関係の行列と大神楽関係の行列が一列になって神楽殿を三周した後、神社から300mほど離れた新道組集会所まで渡御します。

【神社の行列】高張提灯1対・天狗・金幣1本・銀幣1本・毛槍?2本・神社幟3本・警護2人・五色飾りの榊1本・神旗2本・稚児2人・警護2人・弓矢持ち2人・太刀持ち2人・担ぎ太鼓・唐櫃・神職・神輿の順です。

 

大神楽(港組公民館前)

 

公民館から神社へ

 

公民館から神社へ                  神社の行列  

 

神 事                                        巫女舞

 

獅子起こし                                    囃子方 

 

大神楽(熱田神社)

 

神社行列(神楽殿を三周)

 

神社行列(神楽殿を三周)

 

祭りの栞(トップ)

 

inserted by FC2 system