大神楽(日吉神社)

【祭礼日】4月第三土・日曜日
【場 所】日吉神社(郡上市八幡町島谷683)

【日 程】土曜日[試楽]6:50(年行司打出し=中央消防センター)、7:25(試楽祭打始め=日吉神社)、11:55~12:45(昼食=中央消防センター)、18:20(岸劒神社)、20:40(試楽祭打納め=日吉神社)、21:30(大神楽打納め=中央消防センター)

日曜日[本楽] 6:50(年行司打出し=中央消防センター)、7:25(本楽祭打始め=日吉神社)、9:20(愛宕神社)、11:00(八幡神社)、11:35~12:20(昼食=八幡小学校)、13:15(神事=日吉神社)、14:00(大神楽合同奉納=旧八幡町役場庁舎前)、19:30(打上げ出発=大正町)、20:40~21:10(本楽祭打納め=日吉神社)、21:30(年行司大神楽打納め=中央消防センター)

桜の花が散り終わる頃、郡上市の旧八幡町中心部にある三大神社(小野八幡神社・岸劒(キシツルギ)神社・日吉神社)の例祭がそろって行われ、大神楽が城下町一帯を巡行し各町で披露します。今回は試楽の土曜日に、駆け足で小野八幡神社・岸劒神社・日吉神社の順で三つの祭りを見学しました。

日吉神社の大神楽の起源は定かではありませんが、享和年間(1801~1804年)にはすでに行われていたという記録があるそうです。

岸劒神社の大神楽の見学を終えて、日吉神社に向かっている途中で、礼服姿の氏子関係者とともに各家の玄関でお祓いをしている二人の巫女さんを見かけました。引き続いて大神楽の一行を探していると下桝形町で飾り置かれている子供みこしをみかけました。日吉神社の氏子区域でもう一つ見かけたので各町内で飾ったり曳いたりしているのかもしれません。

日吉神社の氏子域は東西に細長いので、町の人にお聞きして大神楽の一行を下日吉町で見つけることができました。今町・大正町・新栄町と合計4ヶ所での大神楽を見学しました。

大太鼓打ちの舞子2人とササラ摺り1人は、金襴の着物に軽衫(カルサン)を着け、黒の五輪形の笠を被り白足袋に草鞋を履いた小学生です。付太鼓打ちは黒の着物に金襴の袴を着け一文字笠を被り白足袋に下駄を履いた中学生です。

大幣(オオヌサ)振り(東西呼ばり)は紺の格衣(カクエ)・袴姿に黒の立烏帽子(タチエボシ)を被っています。笛吹きが裃姿に一文字笠を被り、小学生の鼓打ちが裃姿に鶏兜を被っているのは三社とも同じです。

唐子とササラ摺りとともに舞うおかめは鈴と扇を持ち、市兵衛は鍬を持っています。この点は三社とも同じですが、日吉神社には烏天狗もいます。

獅子には獅子頭持ちを含め5~6人が入り、コの字形のパイプ2本を使って獅子の胴幕を角形に膨らませています。(小野八幡神社と岸劒神社の獅子は竹ヒゴを使って丸く膨らませています)

日吉神社例祭の本楽では、旧八幡町庁舎記念館前での三社合同大神楽奉納に参加します。

 

巫女が各家をお祓い                               子供みこし   

 

大幣振り                                      舞 子 

 

    おかめ                                     巫女と烏天狗

 

神楽堂                                        鼓打ち

 

 獅子とササラ摺り・舞子                         神楽堂と舞子・ササラ摺り

祭りの栞(トップ)

 

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