今尾の左義長

【祭礼日】2月第二日曜日
【場 所】秋葉神社(海津市平田町今尾2948)

【日 程】12:00~18:00

左義長は「どんど」とも呼ばれ、旧年の神札や新年用の門松やしめ縄を焼き、大地を暖めて万物の成育を祈る神事です。今尾の左義長は、滋賀県近江八幡・福井県勝山とともに日本三大左義長といわれ、400年余の伝統を受け継いでいます。

【御輿】青竹を枝や葉のついたまま鼓型にした神輿で他ではあまり見かけません。高さ・横幅とも6m、重さ1.5トンもあります。13地区が1週間前から孟宗竹を切り出し、祭りの前日に御輿を作ります。竹神輿は丸太棒が2本差し込まれ、腹帯や腰みのを付けています。どのようにして作られるのか一度見てみたいものです。

【点火】竹神輿を一基ずつ神社境内に担ぎ込み燃やします。秋葉神社宮司から受けた神火から点火された藁束で最初の御輿が燃やされます。以後の神輿は先の御輿の残り火から得た火で藁束に点火し燃やします。

【儀式順序】御輿が境内に入場する→御輿を時計回り・半時計回りに廻す→担ぎ棒を外す→顔を化粧し長襦袢と白足袋姿の若衆が、水で湿らせた縄を持って御輿の周りを走り廻る→藁束で御輿に点火する→恵方(今年は北北西)に御輿を倒す→灰除け(長さ5~6mの竹で、燃えた御輿を境内の隅に押し出す)して次の神輿の場を作る。

燃え残りの青竹は火難・雷除けのお守りに、また残り火で焼いた餅は病魔除けになるといわれています。


 

神輿を担ぎ込む                境内の神輿

 

藁束に点火                 御輿に点火

 

神輿の周りを走る

 

 若 衆                   恵方に倒す

 

灰除け竹                  灰除け

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