奥窪谷の六斎念仏

【祭礼日】9月二百二十日に近い日曜日
【場 所】奥窪谷観音堂(小浜市相生43-12)

【日 程】13:00~14:00(御祈祷法要)、14:10~15:00(六斎念仏)、15:00(直会)

六斎念仏は、古くは六斎日(8、14、15、23、29、30の6日)に行われた念仏で、今から1100年ほど前、京洛で疫病が蔓延したとき、空也上人が托鉢用の鉢と瓢箪を打ち鳴らし「南無阿弥陀仏」を唱えて回り人々の不安を取り除き、この鉢叩き念仏が六斎念仏の起源とされています。(異説もあるようです)

現在では六斎念仏には、芸能色がほとんどなく宗教色が強い干菜寺(ホシナデラ)系の念仏六斎と、芸能色が強い空也堂系の芸能六斎があります。(奥窪谷の念仏は干菜寺系の念仏六斎になります)
当地の六斎念仏は松永村(小浜市門前)のダンゴ善という人から習ったとされていますが、詳細は不明です。

奥窪谷では、1月16日の仏法始めと、 お盆の8月13日、14日、17日(十七夜)、二百二十日と、2月から10月(鉦納め)までの毎月14日の念仏講に奉納されることになっているそうです。

今回は二百二十日の六斎念仏を見学しました。最初、二百二十日の御祈祷法要が行われ転読が30分続きます。

本来は小学生が一(ヒト)六斎を、中学生が二(フタ)六斎を、青年団が三(ミ)六斎を行いますが、今回は中学生が行う二六斎の担い手がいないため、一六斎を二回行い、その後三六斎が行われました。三六斎は天狗とひょっとこが岡目を取り合うという内容です。

 

       御祈祷法要                           六斎念仏を演ずる小学生

 

一六斎

 

鉦と笛

 

三六斎

 

ひょっとこ・天狗に抱かれる赤ちゃん

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