新庄の八朔祭(日吉神社)

【祭礼日】9月1日
【場 所】日吉神社(三方郡美浜町新庄65-52)

【日 程】8:30(東字=会食)、10:30~11:30(田代公会堂 or 寄積農業担い手センター~日吉神社)、12:30~16:30(西字=西字公会堂~日吉神社)

400年続くともいわれる五穀豊穣を願う新庄の八朔祭は毎年9月1日に行われます。八朔とは旧暦8月朔日のことで、現在では月遅れの9月1日を指しています。

午前中は東字、午後は西字がそれぞれの公会堂(東字は寄積(ヨリツミ)との年交代)から朱塗りの大角樽を担ぎ、日吉神社まで練り歩き奉納します。

【東 字】10時に樽担ぎの女児2人と幟持ちの男児1人が、田代公会堂隣の広嶺神社に参拝します。公会堂前で祇園囃子を奏した後、行列は日吉神社に向かいます。

【行 列】幟持ち・樽担ぎ(女児と手を繋いだ大人2人が樽4ヶを手に持ちます)・大角樽1ヶ(大人4人で担ぎます)に、笛・太鼓の囃子とおどけが同行します。

【囃 子】笛10数人・大太鼓1・小太鼓1(大太鼓の真上に据え付けてあります)。

田代公会堂出発前と道行で祇園囃子を奏し、日吉神社境内前で伊勢甚句を唄います。神事の間、本殿横で笛・太鼓で、神輿上(ミコシアゲ)・布袋上(ホテイアゲ)・山志上(ヤマシアゲ)を奏します。

【おどけ】警官(狐面)・乞食・岡目・年代表(テニスラケットと金メダル3枚を持った女)の4人が登場します。オドケは祭りの間は声を発してはいけないことになってるそうです。

【天狗 】天狗は神であり、わらじを履き帽子をかぶるという旅の格好をしています。黒天狗は長さ50cm、太さ8cmほどの神棒(男根)をもって小天狗とともに女性を追いかけ神棒でつっ突きます。神棒に突かれると子宝に恵まれるといわれます。

【西 字】12時半、西字公会堂から7~8人で担ぐ大角樽が町内を練ります。

13時、西字公会堂から樽2ヶずつを担ぐ3人と大角樽が八朔音頭を歌いながら町内を練り、神社で樽に汲んだ水を大角樽にかけ清め、一番樽として奉納します。

15時、樽・大角樽・おどけが町内を練ります。赤天狗が女性を追いかけ神棒でつっ突きます。20分ほど後、神社に参拝して公会堂に戻ります。(幟持ちなどの稚児はいません。おどけの他にミッキーマウスと新庄区公認キャラの「モミじん」が同行しています)

大角樽は改めて公会堂から町内を練り、鳥居下で役員数人が扇子を扇いで大角樽の奉納を促します。大角樽は二度宮入りを試みた後、三度目で宮入りします。本殿前で樽の水を大角樽にかけ清め、三番樽として奉納します。

 

   (東字)幟持ち・樽担ぎ                        おどけ(岡目と乞食)

 

おどけ(黒天狗と警官)                            黒天狗が神棒で突く           

 

日吉神社へ行列                 大角樽

 

  境内前で伊勢甚句                         本殿横で御越上など奉納

 

(西字)一番樽奉納

 

一番樽を水で清める                赤天狗が神棒でつっ突く

 

宮入りを促す                            三番樽宮入り

 

三番樽を水で清める                                  参 拝



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