和田の精霊船送り

【祭礼日】8月16日
【場 所】和田海岸(三方郡美浜町和田)

【日 程】18:00~18:30 (精霊船作りは当日朝)

【精霊船】船は竹・茅・藁で作られ長さ3m、幅1.5mで、舵は卒塔婆数本で作り、船側の内側にも卒塔婆を立てて並べています。船側の外側には茅を固定する竹が数本ずつ縛り付けられ、この竹の最上部に、集落の人が線香を供えるようになっています。

顔が瓜と茄子で作られた人形が、船の前部と後部に立っています。灯篭で帆を作り、船底には持ち運びのために4本の木が取り付けてあります。

各家で作り当日持ち寄られた施餓鬼旗の飾り付けが終わり、灯篭に点火すると祭壇前で住職の読経が始まります。 

住職の読経後、初盆の家の人が最初に焼香し、その後集落の人が焼香します。焼香が終わると、若者6人が精霊船を海に浮かべ港外まで泳いで送り出します。クラゲが出るため全員、服とズボン着用のまま泳いでいきます。港外からは曳き舟で沖に流しますが、精霊船は海水に浸かり自然に沈むそうです。浜ではその様子を集落の人が見守り、麻木を焚いて送り火とします。

【麻 木】町内会から各家庭に事前に配布された麻木は、隣の墓前で燃やしてから会場に持ち込むこととなっているそうですが、昨今は燃やさずにそのまま持って来る人が多いとのことでした。

 

             施餓鬼旗飾り付け前              瓜と茄子で作られた人形の顔

 

人形2体

 

             線香を供える                   灯篭に点火する

 

   読 経                                    焼香する

 

精霊船を海に浮かべる

 

漁船で精霊船を沖に流す                        麻木で送り火する


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