田烏の精霊船送り

【祭礼日】8月25日
【場 所】田烏海岸(小浜市田烏)

【日 程】7:40~(南区精霊船送り)、7:50~(北区精霊船送り) (北区の精霊船作りは当日5:30~7:30、南区の精霊船作りは前日15:00~)

小浜市北東部の西小川から田烏(タガラス)一帯のお盆は、10日遅れの8月23~25日になっています。このため田烏の精霊船送りもお盆最終日の8月25日に行われ、田烏の北区と南区がほぼ同時並行して精霊船送送りを行います。

【北区の精霊船送り】区の上・下で交互に担当する年当番制になっており、今年は下の当番10人で精霊船を作っていました。

精霊船は竹の骨組みに稲藁を巻き、船側部分と船底部分の藁束の間に卒塔婆を差し込み形を作ります。船尾は茅を束ねて作りますが舵はありません。船体が出来上がると施餓鬼旗と五色旗で飾り、竹筒のお賽銭箱を作り、帆柱に括り付けます。船には各家のお盆の供え物を載せます。

法楽寺(曹洞宗)住職と檀家女性の読経の後、精霊船を漁船に積み込み沖に運んだ後、精霊船に砂袋4~5袋を載せて沖に流します。これで精霊船が沈み易くなるそうです。

【南区の精霊船送り】年当番は4組に分かれています。精霊船作りは昨日15時から行い、出来あがった船を浜に置いておきます。

船本体の骨格は北区と似ていますが、船側・船底に卒塔婆は使わない、船尾は茅ではなく竹の葉を束めたもの、木製の舵がある、施餓鬼旗は竹ではなくロープに飾っている、円形の吹き流しがある、竹製のお賽銭箱はない等、いくつかの違いがあります。

永源寺(曹洞宗)住職と檀家女性の読経の後、精霊船を漁船に積み込み沖に運びました。

 

【北区】 竹で骨格を作る

 

   茅製の船尾を取り付ける                       稲藁を竹に巻き付ける

 

       船首を飾る                          卒塔婆を船腹に差し込む

 

住職と檀家女性の読経

 

焼香する                                  精霊船を運ぶ

 

精霊船を漁船に積んで沖に流す

 

 

【南区】 焼香する

 

住職と檀家女性の読経

 

精霊船を漁船に積んで沖に流す
 

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