甲ヶ崎の精霊船送り

【祭礼日】8月15日
【場 所】甲ヶ崎海岸(小浜市甲ヶ崎)

【日 程】16:30(甲ヶ崎区公会堂から精霊船巡行)、17:00~17:15(読経・精霊船を海へ流す)

【精霊船】船は円明寺(法華宗)船と瑞月寺(臨済宗)船の2隻作ります。ともに長さ2間半、幅1間、帆の高さ2間半、舵の長さ1mほどです。

竹を骨組みに茅と麦藁で作ります。麦藁で上に大きく伸ばした船首を五色の紙で飾り、12本の長い五色旗を船側に立てます。帆は海岸に着いてから上げます。五色旗と帆の文字はそれぞれの寺の住職が書きます。出来上がった船は甲ヶ崎区公会堂に並べておきます。

【行列】円明寺船はトラックで海岸まで運びます。瑞月寺船は甲ヶ崎区公会堂から男10人ほどで担いで、円明寺船と瑞月寺船の24本の五色旗を持った子供・女性とともに海岸に向かいます。この時「おっしゃいのう、おっしゃいのう、ながれながれおっしゃいのう」と掛け声をかけます。

海岸に着くと五色旗を精霊船に差し込み、帆を上げ、船を持ち上げて海に浮かべ、曳き舟により港内を周回します。その後曳き舟で沖に流されますが、最後は海岸に回収されます。(昔は精霊船に2~3人乗って舵を取り、後ろから船を押し流していたそうです) 精霊船が港内周回中、海岸で円明寺住職と檀家衆が団扇太鼓を叩きながら法華題目を唱えます。

 

甲ヶ崎区公会堂から海岸へ

 

瑞月寺船                                  円明寺船

 

 瑞月寺船                     円明寺船

 

円明寺読経                                  円明寺船

 

 円明寺船                                    瑞月寺船

 

港内周回       


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