王の舞(椎村神社)

【祭礼日】5月5日
【場 所】椎村神社(小浜市若狭18-5)

【日 程】10:00(神事・獅子舞・王の舞=神社)、11:30(獅子舞・王の舞=御旅所)、16:00(獅子舞・王の舞=御旅所)、17:00(還御・獅子舞・王の舞=神社)

椎村(シイムラ)神社の王の舞(オノマイ)は、『昔、村々を荒らす悪神が出没したため、若くてきれいな娘と粽(チマキ)でもてなし悪神が油断して眠っている隙に、天狗に扮した若神がこれを退治した』ことに由来するといわれています。(「御食国若狭と鯖街道」より)

高い石垣上の本殿で神事の後、本殿下の境内で獅子舞と王の舞が奉納されます。これを本殿に座る神職・稚児の女児・宿主が見守ります。本殿には粽が入った櫃(ヒツ)がおかれ、稚児は頭に白い布を置き、竹製の輪を手に持っています。

獅子舞は、大太鼓の音に合わせて二人立ち獅子が境内を周回しながら、後ろ足役が足を跳ね上げたりします。

王の舞は、地面にまで届きそうな「ながそで」と呼ばれる麻布を首に掛け、御幣の付いた鉾を持ち鼻高面を被った天狗が境内を周回した後、鉾を獅子頭の入った小神輿に向けて二度突く所作をします。

獅子舞と王の舞が終わると、大鉾・稚児・大太鼓・小神輿・神職・粽入り櫃の順で行列を組んで御旅所に向かいます。粽入りの櫃は稚児の頭に置かず、宿主が捧げ持っています。御旅所への曲がり角の道路では、裃・素襖(スオウ)・着流し・背広姿の4人が地面に正座して行列を迎えます。

御旅所では神輿の後ろに小神輿が据え置かれます。御旅所で神事の後、神社境内と同じように獅子舞と王の舞が奉納されます。

この後、御旅所に神輿・小神輿・大鉾を置いて、打ち鳴らす大太鼓や獅子を担いでナガトコに向かい会食し、16時頃から御旅所で再び獅子舞と王の舞が奉納され、神社に還御後、獅子舞と王の舞が奉納されるそうですが、今回は午前中の行事だけ見学しました。

 

      粽入りの櫃               稚 児

 

天狗面と鉾をお祓い(神社)                         獅子舞(神社)    

 

       王の舞(神社)                          大 鉾

 

稚児・大太鼓・小神輿                                神 輿      

 

     粽入り櫃                                   神事(御旅所)

 

   獅子舞(御旅所)                              王の舞(御旅所)

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