海士坂の王の舞(天満宮)

【祭礼日】第一土・日曜日
【場 所】海士坂天満宮(三方上中郡若狭町海士坂12-5)

【日 程】土曜日15:00(神事)、20:00(囃子奉納)、日曜日15:00~15:40(浦安の舞・王の舞・獅子舞)

麻生野(アソノ)の王の舞に続いて1Kmほど北にある海士坂(アマサカ)の王の舞を見学しました。15時に会場の天満宮に着いた時、浦安の舞が始まったところでした。滑り込みセーフです。

扇の舞に続いて鈴の舞が舞われ浦安の舞が終わると、本殿から獅子が現れ階段を降りてきて舞堂に上がり、獅子頭を白木の台に載せて寝そべり王の舞が終わるまで休みます。

王の舞は、絣の着物の上に裃を着け豆絞りの鉢巻を締めた男児が、最初は素顔で榊の枝と幣の付いた鉾を持って締め太鼓の音に合わせて舞います。これを「御幣の儀」というそうです。次に正座して真朱(シンシュ)色の鼻高面を両手に持ち水平に左右に動かした後、面を顔に付け締め太鼓の音に合わせて舞います。これを「お面の儀」というそうです。

王の舞が終わると、舞堂で寝そべっていた獅子が起きて太鼓の音に合わせて舞った後、舞堂から境内に降り舞堂を3周しながら後ろ足役が籠に入っているお菓子や飴を撒きこれを子供たちが拾います。また希望者の頭を噛んだりした後、舞堂に上がります。その後御神酒拝戴の直会と代表者の挨拶があり祭りは終わります。

帰途神社近くで巫女さんとその友人らしき若者8人に出会ったので万歳跳びをお願いしたところ快く応じて戴けましたのでパチリと1枚撮りました。ありがとうございました。

今日午後、鳥羽地区の小原(オハラ)・麻生野・海士坂の王の舞を駆け足で見学しましたが、鳥羽地区の王の舞には三方地区など他地区の王の舞にはない特徴があります。

一つは、王の舞が始まるまで獅子が舞殿の上やその近くで寝そべって出番を待つこと、もう一つは獅子舞を終えた獅子が境内を駆けまわりながらお菓子等を撒くことです。初めて見る光景で最初はビックリしました。

 

      浦安の舞                   獅子が本殿から出る

 

  王の舞(御幣の儀)                         王の舞(お面の儀)

 

王の舞(お面の儀)

 

          獅子舞                              獅子に頭を噛んでもらう

 

獅子が菓子・飴を撒く

 

    直 会                                 祭りのあとで

  祭りの栞(トップ)

 

inserted by FC2 system