【祭礼日】4月2日
【場 所】天神社(三方上中郡若狭町相田46-2)
【日 程】12:30(村立ちの式・王の舞・獅子舞=相田生活改善センター)、13:00(神事・王の舞・獅子舞=天神社)、13:30(神輿巡幸)、14:30~15:00(御旅所の式・王の舞・獅子舞=相田生活改善センター)
相田(アイダ)の王の舞(オノマイ)は、午後から相田生活改善センター前の広場で始まります。センター前には子供神輿が安置されています。
茶色の狩衣(カリギヌ)に指貫(サシヌキ)の袴を着け鶏兜を被った鼻高が、笛と締め太鼓の囃しに合わせて王の舞を舞います。最初は、長さ1.8mほどの鉾を持って地面を突く所作を繰り返しながら舞います。
青年の鼻高が舞う傍らには半纏姿に豆絞りの鉢巻を広幅に締めた子供が、片膝をついて高さ3mほどもある榊の枝を持って控えています。
次に、鼻高は傍らに控える子供に鉾を預けて、広口袖と袖の中から伸びる布を両手で握り袖と布を振りながら舞います。王の舞が終わると二人立ちの獅子が広場を周回しながら舞います。
獅子舞が終わると大御幣を先頭に行列を組んで天神社に向かいます。以前は年交代の当屋で「村立ちの式」として王の舞と獅子舞を終えてから天神社に向かっていたようです。
天神社本殿で神事が行われますが既に本殿前には神輿が安置されています。神事の後半に、若者が神輿に洗米を撒き散らします。続いて本殿下の広場で王の舞と獅子舞が奉納されその後、祭り半纏を羽織った10数人の若い衆によって神輿が担がれ地区を巡行します。
時間になると、御旅所となる相田生活改善センター前広場で「御旅所の式」が行われます。広場はきれいに掃き清められ、安置された本神輿と子供神輿を挟んで相対して2列に茣蓙が敷かれています。真ん中の空間は座敷とされています。
脱いだ履物を後ろに置き茣蓙に座った総勢30人余の前には、酒肴(煮豆・半身大根の漬物・わらじと呼ばれる餅)と椀が載った木の板が置かれています。
宮司が神輿前で祭文を奏上した後、「氏子中」の半纏を羽織った2人が一人一人に御神酒を注いで廻り、全員に行き渡ると王の舞と獅子舞が舞われます。
御旅所の式が終わると、神輿が再び地区巡幸に出発しセンター前の階段上から餅投げが行われます。
王の舞・獅子舞(相田生活改善センター)
センターから天神社へ 神事(天神社)
王の舞(天神社) 笛方(天神社)
獅子舞(天神社) 神輿巡幸
子供神輿巡行 神事(御旅所)
御神酒拝戴 煮豆・漬物・わらじ
王の舞(御旅所) 餅投げ