身御供祭り・柴走り(加茂神社)

【祭礼日】3月2日
【場 所】加茂神社(大飯郡おおい町名田庄(ナタショウ)納田終(ノタオイ)127-4)

【日 程】9:00~9:30(身御供祭り)、10:00~10:30(神事)、11:00~11:05(柴走り)

【身御供(ミゴク)祭りの由来】昔、毎年2月頃、どこからか白羽の矢が放たれ若い娘のいる家の屋根に突き立てられ、娘を人身御供として神前に差し出さないと村に災いをもたらしました。川でとった魚とご飯ですしを作り「身ずし」としてお供えすることになり、これが現在の「牛の舌餅」や鏡餅・川魚などにかわったといいます。

【身御供祭りの神饌】朝9時前に神社に着きましたが、神饌はすでに石の数十段上の本殿前に運び上げられていました。とにかく神饌の数と量の多いのに驚きました。献餞前の状態で、本殿前の階段4段に、1~5枚重ねの牛の舌餅が24セット、87枚が並べられています。最上段の階段の両端にも供物があります。

左の棚3段には、大鏡餅2枚重ね4組・鯖2尾・川魚2尾・身欠き鰊1尾・御神酒・果物・菓子等が置いてあります。神事は献餞から撤饌までで30分ほどでした。

【柴走り】正月3日のくじで選ばれた祭り当番の4軒は、それぞれ血縁者から走り子を出します。走り子が柴(榊の枝を束めたもの)を持って二人一組(2組)で、境内(舞堂)から国道162号を跨いだ100mほど先の一の鳥居の大杉まで走り、その勝ち・負けで最初の組は秋祭り、次の組は春祭りの分担を決めます。

2本の大杉のうち1本は根元から切られており、残りの大杉1本と新しく成長した小さい杉の木の間に締め縄が張られています。秋祭りは10月2日に近い日曜日となっています。

 

加茂神社                              牛の舌餅24セット

 

  牛の舌餅                              身御供祭り供物

 

献 餞                                   神 事

 

  走り子をお祓い                           舞堂で柴を授ける

 

一の鳥居の大杉                分担を決める旗

 

柴走り第1組

 

柴走り第2組


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