【祭礼日】10月第三日曜日
【場 所】室神明社(西尾市室町上屋敷97)
【日 程】15:00~15:15
江戸時代後期から続く豊作と家内安全を祈願する農業祭の行事です。
神前に供えられたこわ飯(赤飯)が入った特製の御櫃(オヒツ)が、神職から祭り袢纏を着た厄年の男たちに渡されます。この時、別の神職が木桶に入った甘酒を厄年男に振りかけるので厄年男は用心しながら御櫃を受け取ります。今年の厄年男は前厄・後厄を含め14名です。
御櫃を持った厄年男が力を合わせて御櫃のふたを拳で叩き割ろうとしますがなかなか割れません。それでも1~2分でふたが割れると、これを見守っていた参詣者の皆さんが一斉に御櫃に群がり、手づかみでこわ飯を手に入れようとします。これまた1~2分で御櫃はきれいに空っぽになります。
御櫃のこわ飯を手に入れることが出来なかった人には、神職からポリフィルムに包んだこわ飯が配られます。これを食べると大病しないと伝えられています。
厄年男に御櫃を渡す 御櫃のふたを拳で叩く
こわ飯を奪い合う 手に入れたこわ飯を食べる
空っぽになった御櫃 こわ飯を戴く