【祭礼日】第三土・日曜日
【場 所】豊石神社(知多郡武豊町明神戸60)
【日 程】土曜日8:00~16:00(山車巡行)、16:30(式典)、19:15~20:10(蛇ノ口花火・手筒花火=荒天時は翌日曜日)
日曜日8:00~16:30(山車巡行)、9:00(式典)、10:00(餅投げ)
この祭りの最大の特徴である「蛇ノ口花火」の由来は、衣浦湾に棲む龍神の娘が人間に化身し、若武者に想いを寄せるが結ばれぬ恋に娘は命を落とます。この娘が豊石神社の祭神で、その霊を慰めるためのからくり花火と伝えられています。
町内を巡行した山車が豊石神社に宮入りし祭典が行われます。薄暗くなった頃から花火を中心とした行事が始まります。
赤いふんどし姿の神男が点火した仕掛け花火が、ワイヤーを伝って走り御神前と呼ばれる提灯を灯し、この提灯への灯の入り方でその年の五穀豊穣などを占います。
次に、四つに並べられた「小行燈」の花火、打ち上げ花火のような「乱玉」、ナイヤガラの滝のような「銀滝」と続き、山車の上で行われる「蛇ノ口花火」が始まります。
この花火は、山車の上の蛇の口に取り付けられた手筒花火2本から火を噴き出すというものですが、これを神男が左右に大きく振りながら、同時に山車全体を若い衆が前後に動かします。まるで龍が火を噴き出しているかのような光景です。
次に、風車のように勢い良く回転し最後に爆発する「大火輪」の後、手筒花火の奉納が始まります。5人が一列に並び一斉に手筒花火が噴き出します。これを4組ほど行います。
花火行事が終わると、山車は町内を巡行し公民館に戻ります。
仕掛け花火 小行燈
乱 玉 銀 滝
蛇ノ口花火調整
蛇ノ口花火
大火輪 手筒花火
山車の巡行開始