刈谷の万燈祭(秋葉神社)

【祭礼日】7月最終土・日曜日
【場 所】秋葉神社(刈谷市銀座2丁目100)

【日 程】土曜日[新楽]17:20(市内行進=東陽町出発)、19:50(全町一斉舞=広小路通り)、21:30(立ち別れ=神社)、日曜日[本楽]17:50(社前舞=神社)、21:10(全町一斉舞=広小路通り)、21:30(立ち別れ=神社)

「刈谷(カリヤ)の万燈祭(マンドマツリ)」は、秋葉神社の火難防除・町内安全を祈願する祭りで230年の歴史があるといわれています。

祭りでは、秋葉神社氏子町の7町内(銀座・司町・新栄町・寺横町・東陽町・広小路・広小路五組)から巨大な「万燈」が神前に奉納され、これを1人で担ぎ笛・太鼓の囃子に合わせて舞います。

【万 燈】万燈は、長さ4~5mの心棒に横木などを将棋の駒型に組み上げ、武者絵や歌舞伎絵の元絵に基づいて竹の骨組みを作り、これに和紙を張り炭で下絵を描き、この上に蝋を引き彩色したもので、大きなものでは高さ約5m・幅約3m・重さ約60Kgにもなります。照明用のバッテリーなども付けています。

万燈は各氏子町で毎年各1基作られ、前の年に作られた万燈と合わせて合計2基の万燈が披露されます。これらの万燈を「大万燈」と呼び、この他に一回り小さな「子供万燈」も作られます。また、氏子町の他に、地元の企業や氏子町以外の地区でも万燈が作られます。

【新 楽】祭りの初日を「新楽」と称して、氏子7町の新旧各2基の大万燈・子供万燈・囃子台が東陽町に集まり、年交代の当番町を先頭にして市内を練り、囃子台の大太鼓と笛の音に合わせて万燈を1人で担ぐ舞を披露します。この日は、地元の企業や氏子町以外の地区の万燈も市内を練り舞います。

夜になると、氏子町の大万燈は、広小路通りで「全町一斉舞」を披露した後、秋葉神社で「立ち別れ」し各町に戻ります。

新楽の市内行進出発地は年により変わるようで、3年前は名鉄刈谷市駅前でした。市内行進出発時間や全町一斉舞の時間も3年前とは若干ずれています。

【本 楽】祭り二日目の「本楽」では、夕方から氏子7町の子供万燈と大万燈が、秋葉神社の境内で「神前舞」を奉納します。

拝殿で童女の舞姫による巫女舞が奉納された後、各町の町総代が居並び見守る中、最初に7町の子供万燈の神前舞が合計1時間、次に7町の大万燈の神前舞が合計1時間奉納されます。

今年は子供万燈神前舞の途中から雨が降り出し、各町の万燈・囃子台には急遽ポリシートが被せられましたが、大万燈の神前舞が開始される頃から雨が止み、ポリシートを外した大万燈の神前舞を見学することができました。

大万燈を両腕と肩で支え、太鼓と笛の音に合わせてゆっくりと回したり切り返して回したりします。囃子の区切りで拝殿の正面に向くのが良いとされています。

大万燈は神前舞が終わると順次広小路通りに集まり、全町一斉舞を披露した後、秋葉神社に戻り立ち別れし各町に戻ります。

 

 大万燈の練りと囃子方                     大万燈を台に置いて休憩

 

 巫女舞を奉納                            7町の町総代

 

    社前舞(子供万燈)                   囃子台を囲んで気勢を上げる

 

    囃子台を回転させる                    大万燈を担ぎ舞を披露する 

 

社前舞(大万燈)

 

社前舞(大万燈)

祭りの栞(トップ)

 

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