西枇杷島祭り

【祭礼日】6月第一土・日曜日
【場 所】松原神社・六軒神社・橋詰神社(清須市西枇杷島町)

【日 程】土曜日12:00~21:00、19:30~20:15(打上げ花火=庄内川リバーランド)、日曜日9:00~21:00、10:00(まつりセレモニー)

【山車の歴史】高力猿猴庵の「猿猴庵日記」によれば、享和2年(1802年)西枇杷島の天王祭に山車が登場しましたが、尾張藩の厳しい規制があったようで、神社に山車を飾ることだけが許され、曳くことが出来るようになったのは6年後の文化5年(1808年)でした。からくり人形を飾ることが出来たのは文化9年(1812年)、それを動かすことが許されたのはその翌年でした。

【山 車】典型的な「名古屋型」で、上段・中段の2層からなり、格天井の付いた唐破風の屋根を細い四本柱が支えています。

山車にはからくり人形が乗せられ、上段には大将人形と2体の人形が、中段には前人形(采振り人形)が1体乗せられています。山車の下層には囃子方が、上層には人形方が乗り込み、山車の運行時には4トンを超える重さになります。

山車自体の重さは3トンで、幅は3m、長さ4mほどです。車輪の直径は90cm、厚さ30cmほどで、車輪には輪懸けが取り付けられています。

山車は、頼光車(杁西町)・泰享車(東六軒町)・紅塵車(西六軒町)・頼朝車(問屋町)・王義之車(橋詰町)の5輌あります。頼光車(杁西町)のからくりでは、坂田の金時が熊に投げた岩が山車の外に飛び出し地面に転がります。この岩に触った子供は健やかに育つと言われます。

【囃 子】笛・鼓・平太鼓で囃しますが、能・狂言ぽい囃しのようでした。

【曲 場】山車の前方を持ち上げて方向転換することを西枇杷島では曲場(マエバ)といいます。10~12人程で持ち上げ回転させます。


 

頼光車(杁西町)

 

  頼光車(神事)                頼光車(鼓笛隊)

 

坂田の金時が投げた岩                          頼光車(曲場)

 

泰享車(東六軒町)

 

紅塵車(西六軒町)

 

頼朝車(問屋町)

 

王義之車(橋詰町)

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