【祭礼日】5月下旬~6月上旬
【場 所】愛知縣護國神社(名古屋市中区三の丸1-7-3)
【日 程】10:00~11:00(本殿祭)、11:00~11:30(神事・御田植)
愛知縣護國神社は、『明治2年5月尾張藩主徳川慶勝侯が、戊辰の役に戦死した藩士等二十五柱の神霊を、現在の名古屋市昭和区川名山にお祀りして「旌忠社」と号したのが始まりで、その後先の大東亜戦争に至るまでの愛知県ゆかりの御英霊九万三千余柱をお祀りしています』(神社ホームページより)
御田植祭は護國神社への献穀事業の一連の行事の一つとして、毎年5月下旬~6月上旬に尾張・三河・名古屋3地区で交互に開催されています。今年は第12回献穀事業で、戸田斎田(名古屋市中川区戸田西)で6月7日に行われました。
愛知縣護國神社で本殿祭が行われた後、戸田斎田の斎場で神事・浦安の舞が行われます。その後斎田に移り御田植祭が行われます。
最初に、斎田に突き出て設けられた戸板の上から、白丁(ハクチョウ)姿に烏帽子を着けた2人が鍬を持って田打ちの所作をします。次に、白丁(ハクチョウ)姿に烏帽子を着けた5人が揃って戸板の上から苗を3株ずつ植えます。次に菅笠を被り赤い前掛けを着けた9人の早乙女が田に入り、田の中央部に張られた田植え紐に沿って横一列に並び、苗を3株ずつ植えます。
次に、遺族会代表の5人が揃って戸板の上から苗を3株ずつ植えます。最後に神職が斎田の水口に、神の依代となる御幣を付けた竹を挿し立てます。御田植行事が終わると斎場に戻り玉串奉奠し神事が終わり、その後「尾張新次郎太鼓」が奉納されます。
献穀事業は御田植祭の後、10月抜穂祭、11月献穀奉納、12月注連縄奉納が予定されています。
祝詞奏上 浦安の舞
斎田へ向かう早乙女 斎田前で整列
鍬で田打ち 白丁による田植え
早乙女による田植え
遺族会代表の田植え 水口に御幣を立てる
尾張新次郎太鼓