能登瀬のしかうち行事

【祭礼日】4月22日に近い日曜日
【場 所】諏訪神社(新城市能登瀬字壱輪6-2)

【日 程】10:00~10:30(神事)、10:50(田打ち・種取り)、11:00~11:15(鹿射ち)

農作物の豊作を祈願する神事としかうちの狩猟神事が複合した珍しい行事です。社務所で行列を整えたのち神社に向かい、10時から神事・御神酒拝戴ののち、田作り・種取り神事としかうち行事が行われます。

【田作り・種取り神事】弓取り2人と弓打ち2人が、榊の枝束と藁で作った鍬といり大豆の包みを台の上で上下します。

【しかうち行事】成人の青年射手2人が、最初雄鹿を18回射ち、次に雌鹿を18回射ちます。6本射る毎に、矢を集め束ねて鹿の腹を3回潜らせます。雌鹿の最後の矢を射終わると、能登瀬尚義隊の8人が雌鹿の腹の餅を奪い合いながら崖下に転がり落ちていきます。餅には豊作・家内安全・子宝の御利益があるとされます。

【鹿の材料】雌雄各1体。胴体は麦藁と藁縄、足は椎の木、毛皮は椎の葉、角はアオキの枝でできています。 雌鹿の腹には12ヶ(閏年は13ヶ)の餅を入れます。

【弓矢の材料】弓は2張り、長さ195cmで、女竹と麻で作ります。矢は12本、長さ90cmで、女竹と半紙で作ります。


 

田作り・種取り                 雄鹿

 

しかうち行事

 

    見事命中                束ねた矢を潜らせる

 

腹の餅を奪い合う              崖から上がる

祭りの栞(トップ)

 

 

 

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