伊奈の笹踊り(若宮八幡社)

【祭礼日】4月第三土・日曜日
【場 所】若宮八幡社(豊川市伊奈町宮坪1)

【日 程】土曜日午後(笹踊り)、日曜日12:30~14:30(子供山車と笹踊りが地区巡行)、14:40~14:55(笹踊り=神社)、15:00(神事=神社)、15:30(渡御出発)、15:45~16:15(神事・笹踊り=御旅所)、16:20(還御出発)、17:00(餅投げ=神社)

若宮八幡社最寄りのJR小坂井駅から神社に向かって歩いていると、運よくすぐに地区を巡行中の山車と笹踊りの一行に出会いました。山車には締め太鼓を打つ3人などが乗っています。山車を曳くのはピンクの祭り半纏に豆絞りの鉢巻きをした小学生です。太鼓打ちも同じ衣装です。付き添いの大人は山車を押す方に回っています。

行列について行くと2ヶ所で笹踊りを披露します。踊り子は3人の小学生で赤い着物に陣羽織・裁着袴(タッツケバカマ)姿に、黒のとんがりの付いた笠を被り白足袋を履いています。踊る時は笠に付いている赤い布を垂らすので顔が見えなくなります。

踊りが終わるとそれぞれの場所で、地元の見物者が盛大におひねりを撒きます。拾い集めるのが大変なほどの量です。

神社に着くと笹踊りが始まりますが踊り子は別の小学生3人に替ります。また右手に「年行司」と描かれた弓張提灯を、左手に警護竹を持つ中学生の年行司2人が相対して付き添います。

赤い鳥居から本殿に向かう参道で踊り、休まずそのまま境内で10分ほど踊ります。踊りが終わると見物人が大量のおひねりを撒きます。巡行時の倍以上です。その後本殿で神事が行われます。

神事が終わると、塩振り・天狗・大太鼓・剣鉾5本・大榊6本・雅楽奏者5人・神職3人・巫女・神輿・提灯5丁・笹踊り3人などの順で行列を組んで御旅所に向かいます。剣鉾には幟が付き、大榊には五色の吹き貫きが付いています。「佐々踊り」と描かれた提灯は長い竹笹の中ほどに付けられています。伊奈では笹踊りのことを佐々踊りというようです。

御旅所で神事の後、笹踊りが奉納されその後、御神酒拝戴が行われますが御神酒を受ける器は、角盆から手渡される榊の葉でした。今回は還御の途中まで同行しましたが、還御後、境内で餅投げが行われるそうです。

 

        山 車                                   笹踊り(縫殿町)

 

     笹踊り(神社)                             おひねりが撒かれる

 

渡御(塩振り・天狗)                            渡御(大榊)  

 

    渡御(神輿)                                 神事(御旅所)

 

     笹踊り(御旅所)                         御神酒拝戴(御旅所)

祭りの栞(トップ)

 

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