【祭礼日】3月15日
【場 所】田縣神社(小牧市田県町152)
【日 程】10:00~11:00(献餅行列=尾張中央農協味岡支店前~田縣神社)、13:00(御前祭=熊野神社or一色神明社)、14:00~15:30(御輿行列=熊野神社or一色神明社~田縣神社)、15:00(例大祭=田縣神社)、16:00(餅投げ=田縣神社)
田縣神社の祭神は、五穀豊穣の神である御歳神(ミトシノカミ)と子孫繁栄の神である玉姫命(タマヨリヒメノミコト)の二柱で、豊年祭は建稲種命(タケイナダネノミコト)が玉姫命を娶りにやって来る祭りであるといわれています。
午後から行われる御前祭の場所は熊野神社と一色神明社との年交代となっており、今年は一色神明社で行われました。一色神明社は田縣神社の北西側にあり、熊野神社は田縣神社の南東側にあり、ともに500mほどの距離です。
一色神明社境内には大男茎形(オオオワセガタ)を載せた陽物(ヨウブツ)御輿・御歳神を載せた鳳輦(ホウレン)・建稲種命を載せた御前(ゴゼン)御輿の3基が並んでいます。その奥の一色神明社本殿入口には5基の小型の陽物が並んで立ててあります。
中でも注目の的は陽物御輿に載せた大男茎形です。毎年木曽檜で作るそうで、直径50~60cm、長さ2m余、重さは250~300Kgもあります。この回りは人でいっぱいで大男茎形に触ろうとする人が後を絶ちません。
御前祭が終わると、猿田彦を先頭に男根を描いた大幟・長さ40cmほどの男茎形(オワセガタ)の供物を持った5人衆の女性・鳳輦・御前御輿・陽物御輿・楽人・大榊などの順で、田縣神社までの500mをゆっくりと進みます。道中見物の人々には飴菓子・御神酒が振る舞われます。
大榊が田縣神社境内に着くと、見物人はこの大榊の葉と飾りの布を手に入れようと奪い合います。榊の葉は神符とされており、女性はこの榊に良縁・子宝を託します。
この後、60人ほどの祭り関係者が壇上に一列に並んで餅投げがありますが、数百人の群衆がひしめきあいとても危険で近寄ることなど出来ません。遠くから見守るだけです。
一色神明社本殿の男茎形 陽物神輿(大男茎形)
左から陽物御輿・御前神輿・鳳輦 猿田彦
男根を描いた大幟 男茎形を持つ五人衆
鳳輦(御歳神) 御前御輿(建稲種命)
御神酒を振る舞う(後は大榊) 大榊の葉と飾りを奪い合う
ゲットした大榊の飾り 餅投げ