獅子神楽・歩射神事(野依八幡社)

【祭礼日】2月第二日曜日
【場 所】野依八幡社(豊橋市野依町字八幡1番)

【日 程】14:00(獅子神楽=当番集会所、獅子神楽・歩射役人の地区巡行)、14:30(祈念祭式典=神社)、15:00~15:30(獅子神楽・歩射神事=神社)、15:40(餅投げ)

野依(ノヨリ)八幡社は、慶雲元年(704年)に豊前国宇佐宮より勧請し、康和2年(1100年)に平忠朝により再建・造営されたという古社です。

14時から年当番の集会所(今年は東南集会所)前で獅子神楽を披露した後、榊持ち・囃子方・神楽台・唐櫃(獅子頭在中?)・神職・歩射(ブシャ)役人などの順で、行列を組んで地区内を巡行します。要所の辻では、先頭の黒紋付裃姿の榊持ちが榊を振って御祓いをします。

神社に戻り本殿で祈念祭の式典の後、境内本殿前で獅子神楽が奉納されます。

最初は、一人立ちの獅子舞で、紫の着流し姿に角帯を締めた一人が獅子頭を被らず両手に持って、囃子に合わせて舞います。

次に、胴幕を広げて持つ一人が加わり獅子頭を被る二人立ちの獅子で舞います。

次に、胴幕を絞って獅子頭を被り一人立ちの獅子になり、右手に鈴を左手に御幣を持って舞います。いずれの舞も雌獅子を表すかのようにしなやかに舞います。

囃子方は、青の着流し姿に角帯を締め紺の羽織を着けた笛吹き1人と神楽台に据えられた桶胴太鼓と締め太鼓を打つ1人です。

獅子神楽が終わると、同じ場所で「歩射神事」が行われます。弓場には筵が9枚敷かれ、10数m離れた所に的があります。

2本の木に差し渡された青竹から吊るされた筵の中ほどに「鬼」と書かれた正方形の小さな紙があり、これが的になります。命中させるのはかなり難しそうです。

黒紋付裃姿で竹の矢を6本ずつ持つ3人が筵の中ほどに座り、その後ろに弓を持つ3人が立ちます。弓の弓幹(ユガラ)は木の枝です。

弓場から3人が順番に6本、合計18本の矢を放ちます。縄で仕切られた見物席には20数人がいますがそのうち10人ほどは幼児です。

武射神事と並行して獅子神楽が境内末社で行われていたので、途中から獅子神楽を見学しに離れている間に武射神事が終わってしまい、武射神事の結果(何本命中したのか)は分からずじまいです。

その後、社殿回廊から武射役人6人がそろって餅投げをします。

  

獅子神楽(東南集会所前)

  

獅子神楽・歩射役人の巡行行列              辻で御祓い     

  

   囃子方(神社)                         獅子神楽(神社)

  

獅子神楽(神社)

  

  歩射の的                               歩射の役人

  

 矢を放つ                                 餅投げ

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