【祭礼日】1月3~4日
【場 所】八王子社・神明神社(知多郡南知多町篠島)
【日 程】3日11:00~13:00、18:00~18:15(オジンジキサマのお渡り)、4日7:00~(御棚木様の準備)、11:00(鏡開き)、11:20~12:50(前浜ナイバで大名行列)、13:00~13:30(神明神社から八王子社へオジンジキサマのお渡り・御棚木様を海へ流す)、13:30~14:00(八王子社から神明神社へ大名行列)
八王子社に祀られている男性神「オジンジキサマ」が、神明神社に祀られている女性神の所へ「オワタリ」をして神明神社で一夜を過ごし、翌日大名行列を従えて八王子社へと帰っていくというお祭りです。今回は4日の鏡開きから見学しました。
【大名行列】行列の先頭は、本厄と前厄・後厄の男たちです。侍姿で踊り時々砂をかけあったりします。この後に続くのはカラフルな帯?に沢山の鈴を付けた独特の奴姿の男子高校生たちです。篠島では高校生になると、このお祭りのための舞を習うことが決められているそうです。高校生のあとには、陣羽織姿の小・中学生が続きます。
【オジンジキサマ】神垂(シデ)と呼ばれる白い紙に覆われた直径1mほどの大きな海月かキノコのようなもので、重さは60Kgほどです。庁屋のひとりが花笠のように頭上に載せ、両端にお傍役が付いてオジンジキサマを支えながらゆっくりと進みます。
オジンジキサマはオタナギサマが立ててある所とその途中の2ヶ所で舞を舞います。オジンジキサマ本体を頭上高く掲げ、太鼓に合わせて5回振り回します。
【オタナギサマ(御棚木様)】高さ4mほどのモチノキを3本並べ立て、この中にグミ1本、ヒサカキ2本を入れたものです。舞を終えたオジンジキサマがお腰掛けの上へ安置されると、宮司がオタナギサマの前で祝詞を奏上します。
次に氏子総代の合図で下帯姿の男たち数十人がオタナギサマにとびかかり、倒れたオタナギサマを3回曳き回してから海へ流します。これによりオタナギサマに託した厄が流されるといいます。
オタナギサマが海へ流されると、オジンジキサマは八王子社へ向かい、社の前で最後の舞いをしてから本殿に納められます。
祭りの前 鏡開き
大名行列
大名行列
オジンジキサマ オジンジキサマの舞
オタナギサマ オタナギサマを流す
八王子社前 帰りの大名行列